Twitterカンバセーションレポート

応援のツイートは大きな力に

Twitterの会話から見える最新のトレンドやインサイトをお届け

Twitterの会話データを活用いただいている企業やブランドの皆様に有益な情報やインサイトをお届けする「Twitterカンバセーションレポート」。今回はTwitterに集まる応援の声や歓声について調査しました。時に1つのツイートがきっかけとなり世の中を動かすこともある、Twitterというプラットフォームが持つ力をご紹介します。

 

世界的イベントのモーメントにコネクトする

世界各国からアスリートが集合し、日々熱戦を繰り広げた #Tokyo2020。無観客というこれまでにないスタイルで行われた大会となりましたが、人々はタイムラインで同じ瞬間を共有しました。Twitterからの歓声ボリュームは多く、大会期間中の会話インプレッションは実に800億を超えました(Twitterで振り返る #Tokyo2020)。

期間中の関連ハッシュタグを調査すると、応援の声を後押しするような企業のキャンペーンが話題となり、ランキングの上位を独占しました。モーメントにコネクトするというプロモーション施策が効果的に働いていたことがわかります。
 

#Tokyo2020 応援関連ハッシュタグランキング

  1. #コークで乾杯
  2. #がんばれニッポン
  3. #今日のエール
  4. #その輝きに乾杯
  5. #jalがんばろう日本
  6. #オリンピック開催して良かった
  7. #ビールがうまいこの瞬間がたまらない
  8. #選手にエールを
  9. #サッカーで日本をひとつに
  10. #頑張れ日本

Source: Twitter Internal Data  (2021年7月23日〜2021年8月8日)


応援の声が押し上げた甲子園への道

世界的な祭典に限らずとも、様々なシーンでTwitterは応援の声が集まる場所となっています。例えば、2年ぶりの開催となった今年の夏の全国高校野球選手権大会。コロナ前の2019年と比較し、60%以上もツイート数が増えたことがわかります。

夏の全国高校野球選手権大会 ツイート数

Source: BrandWatch  (2019年8月6日~8月15日 vs. 2021年8月9日~8月18日 )

また、この夏の大会では、一人の高校球児のツイートが世論を大きく動かしました。学校関係者の新型コロナウイルス感染によって出場辞退に追い込まれた米子松蔭高校主将のツイートに対し、その思いを後押しする声がリツイートや返信のコメントという形で広がり、ツイート翌日には大会出場が認められることになりました。
 


大谷選手には驚きが混じった歓喜のツイート

ファンの期待を大きく超えた活躍を見せる選手には、驚きが混じった歓喜のツイートが寄せられます。メジャーリーグベースボールで活躍する大谷翔平選手へのツイートには、「やばい」、「凄い」、「漫画」といった驚きのキーワードが多く使われました。
 

大谷翔平選手 ワードクラウド

大谷翔平選手 ワードクラウド

Source: BrandWatch  (2021年4月1日~2021年8月18日)


応援の場はスポーツに限らない

応援はスポーツに限ったことではなく、「推しを応援」という形もあります。近年、様々なオーディション形式のアイドルプロデュース番組が話題になっていますが、TVを見ながらTwitterを活用することで、推しを応援をしたり、会話を通じた交流が生まれています。
 

アイドルオーディション ワードクラウド

アイドルオーディション ワードクラウド

Source: BrandWatch  (2021年4月1日~2021年8月18日)

 


ツイートの声に耳を傾けてブランドのファンを増やす

Twitterの利用者は、応援の気持ちを積極的に発信し、そのモーメントは時に大きな広がりを生みます。企業・ブランドにとっては、これらのモーメントを素早くキャッチし適切にコネクトしていくことが大切です。一度きりではなく、継続的にモーメントとつながるアクションをとっていくことが、ブランド価値を高めていくための重要なポイントとなります。そして、公式アカウントのフォロワーに対しても、フォロワー=企業・ブランドのファンと考えることで、よりよいコミュニティの輪が作れるでしょう。

August 30, 2021
Tags
  • 調査
  • 日本
  • The Conversation Report

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