Twitter活用事例
「Call of Duty: Warzone」がTwitter上でプレイヤーと共に1周年をお祝い
Activision社の成功事例
Call of Dutyファンが喜ぶ特典を用意
主な成果
9分
米国でトレンド3位に到達するまでの時間1
20%
2件以上の戦績レポートをリクエストしたプレイヤーの割合3
+10万
キャンペーン開始後36時間以内に送られた戦績レポート2
キャンペーンの機会
ブランドの1周年が近づいたタイミングで、注目を集めるにはどうすれば良いでしょうか?アメリカで実施されたActivision社の例を参考にしてみましょう。「Call of Duty: Warzone」のリリース1周年を控えたゲーム会社のActivisionでは、ゲームを誰よりもよく知っているプレイヤーたちと共に、この1年の快進撃を祝うためのシンプルで効果的なアイデアを求めていました。
キャンペーン戦略
2020年、ゲームに関するツイートは20億回を超えました4。この数字から明らかになるのは、プレイヤーはただeスポーツが好きなだけではなく、Twitter上で同じコミュニティの仲間とつながることも大好きということです。
すでに多くのゲームファンがTwitterを利用していることから、Activision社とTwitterは、初の試みとしてビデオゲームとの統合型キャンペーンを実施しました。また、多くのプレイヤーが自分のゲームプレイの戦績データに関心が高いことを知ったActivision社は、ファンが自分の#WarzoneReportの成績を@CallofDutyから直接入手できるようにしました。
それでは、キャンペーンの具体的な手順を見ていきましょう。
キャンペーン成功へのステップ
”Warzoneでのこの1年、数々の戦闘が繰り広げられました。参戦1周年を記念した、自分の@CallofDuty #WarzoneReportを手に入れましょう。以下をタップして、あなたのゲーマータグをお知らせください。あなたの戦績を世界中にアピールできます。”
01
明確な発信でメッセージを広める。
Twitterは、「Call of Dutyの自分のゲーマータグを送って、#WarzoneReportを受け取る」という明確なコールトゥアクションを設定したカンバセーションボタンを作成しました。Twitter利用者はカンバセーションボタンをクリックすると、テキストに加えて共有のためのハッシュタグとTwitterユーザー名があらかじめ入力されたツイートが表示され、簡単に会話に参加できるように工夫しました。
”#WarzoneReportで戦績をチェックしましょう。スクアッドのトップリーダーになれそう?それともまだまだ?”
02
多くの利用者たちと1対1で会話する。
#WarzoneReportの準備が整うと、プレイヤーにブランド通知が送られます。これによって、多くの利用者にそれぞれの戦績データを直接送ることが可能になりました。キャンペーン開始時には、利用者のオリジナルツイートに公式アカウントから#WarzoneReportのハッシュタグを付けて返信しました。このレポートには、プレイヤーのリアルタイムの戦績データやゲーマータグが記載されています。
”#WarzoneReportをお届けします。キル数/デス数の比較レベルは?スクアッドの仲間と共有してチェックしましょう!”
03
絵文字でブランドらしさをアピールする。
利用者が#WarzoneReportを付けてツイートするときに、ブランドのイメージに合った楽しい絵文字が表示されるようにしました。小さなことではありますが、利用者のツイートに彩りを添え、同時に会話の中で@CallofDutyのブランディングも的確に行うことができました。
キャンペーン結果
キャンペーン結果は、まさに「自慢できる戦績」といった素晴らしいものとなりました。「Call of Duty: Warzone」は、Twitterの会話の特性を生かすことで1周年のローンチを成功させることができました。Activision社は、ゲームの戦績データという誰もが自慢したいものに着目し、プレイヤーたちの関心を引き付けることに成功したのです。
#WarzoneReportはキャンペーンのローンチからわずか9分で米国のTwitterトレンドで3位になり、25分以内には1位を獲得しました。数千人の利用者がすぐに@CallofDutyに返信し、メッセージは急速に広がりました。キャンペーン開始から36時間で10万通の戦績レポートが届けられ、2通以上のレポートをリクエストした人は20%にのぼりました。
”トップじゃないけど、ビリでもなかった!”
ファンが求めているものを届けるために、ゲームのように戦ったり悪戦苦闘する必要はありません。Activision社は、適切なパートナーと適切な場所を利用することで、ゲームをプレイしてくれたファンへの感謝の気持ちを、特別なサービスという形で届けることに成功しました。
「Activision社では、よりつながりを感じられるソーシャルなゲーム体験をプレイヤーに提供するために、常に革新的な方法を探し求めています。Twitterとのパートナーシップにより、Call of Dutyのプレイヤーは、Warzoneの自分の戦績をソーシャルフィードでリアルタイムに共有できる、またとない機会が得られました。キャンペーンのローンチ以来、#WarzoneReportによってエンゲージメントが高まり続け、プレイヤーとの会話も増えています」
Call of Dutyデジタルマーケティング部門シニアマネージャー Brian Shanahan氏
Sources
1 Twitterの内部データ。2021年
2 Twitterの内部データ。2021年
3 Twitterの内部データ。2021年
4 Twitterの内部データ。2020年