よくある質問
Twitterの新しいグローバルグループクリエイティブディレクター、ジャヤンタ・ジェンキンスの紹介
編集者メモ–この記事は2016年に公開されました。Jayanta Jenkins氏はその後退職しました。
クリエイティビティは広告やマーケティングの根幹であり、キャンペーンを推進する燃料です。
だからこそTwitterの新しいグローバルグループクリエイティブディレクターにジャヤンタ・ジェンキンス氏が就任したのは非常に喜ばしいことです。彼の経歴そのものがとても印象的で、世界的な広告代理店やブランド企業に多くの革新的な作品を提供してきました。最近では、Apple(Beats by Dr. Dre)、TBWA\CHIAT\DAY、Wieden + Kennedy、Gatorade、Nikeなどのプロジェクトに携わっています。その一方で彼のビジョン、哲学、クリエイティビティについて話を聞くと、Twitterというブランドを次のステージに導く人間として相応しいと感じられます。
そこでジャヤンタ氏自身のこと、彼のクリエイティブな思考をかきたてるもの、また企業がクリエイティブな作品を通じて共感されるストーリーを伝えるにはどうすればよいのかをよく理解するために、彼をインタビューしました。
あなたの経歴を見ると、誰もが知る有名ブランドとお仕事をされています。ブランドが広告を作るのではなくカルチャーを作るにはどうすればよいのですか?
@Jayanta: 有名ブランドはよくカルチャーをまねるのではなく、提案する側に回る傾向があります。だからこそ、多くの人を効果的に巻き込むアイデアの詰まった語りや会話が生まれるのです。広告とカルチャーは共存可能であり、またそうあるべきです。有名ブランドはそういったカルチャーの原動力や導線として広告を使うことが多いです。
有名ブランドはよくカルチャーをまねるのではなく、提案する側に回る傾向があります。
どうすれば企業はストーリーを効果的に伝えられるのですか?
@Jayanta: 企業が効果的なストーリーを伝えるための基本は、自社が象徴する物を理解することです。これはAppleのような企業だけなく、私が尊敬して見習おうとしている芸術家のピカソやミュージシャンのプリンスといった個人レベルでも言えることです。それぞれが自社あるいは自身の象徴を理解しており、それを世界に示して共感を得る手段として表現しています。人は自分が使うブランドに自分自身を重ねている部分があります。みんなでTwitterというブランドの象徴をひも解くのは楽しいでしょうね。世界中の人々がTwitterがいったい何を象徴しているのかを知りたがっています。今こそ、それを語るコンテンツを作るべきなのです。
企業はTwitterでどのような革新的かつおもしろいことをしているのですか?
@Jayanta: これまで本当に多くの企業がTwitterを画期的な方法で使ってきました(これからもそれは同じです)。いくつか具体例を挙げると、Nikeのキャンペーンで渋い年配の男性がリアルタイムにツイートに答える「Chalkbot」や、グラミー賞のキャンペーン「Sing my Tweet」です。Twitterではその「リアルタイムでつながる」プラットフォームの影響力と即時性を企業が利用できます。Twitterというチームに参加して仲間と共に、このプラットフォームをさらに想像的な形で活かしてくれる企業をもっと見つけて使っていきたいと思っています。できれば近い将来、Twitterのクリエイティブチームがもっと多くの企業と協業して、企業の資産となるようなハイレベルなクリエイティブを提供できればと願っています。
人は自分が使うブランドに自分自身を重ねている部分があります。
今回のTwitterでの機会でワクワクしていることはありますか?
@Jayanta: これはTwitterがブランドとして発信する内容や将来的なエンゲージメントを決定づける機会です。私はブランドの存在意義を強固にするための仲介役になりたいと思います。広告業界でのキャリアを成功した人物がリーダーシップやクリエイティブな力を発揮する方向性を移す機会を得るのは珍しいケースです。このような機会があるからこそ、クリエイティブな仕事をするうえでの意欲や好奇心が生まれるのです。
以上、ジャヤンタ氏(@Jayantaでフォロー)の紹介でした。